レーザ加工/プレス加工/ベンダー加工(曲げ加工)/金型/溶接/組立/仕上げ
株式会社ヤマナカモバイルグリーンガーデンは、人がいる場所へ農園を持っていく体験装置だけを目的にしたものではありません。高付加価値ぶどうを、移動式栽培ユニットとして小さく試すための取り組みです。
植物工場・施設園芸で、葉物野菜中心の収益性や次の作物選定に課題を感じている方に向けて、栽培ユニット、搬送、かん水、作業場所を一体で検討する入口として整理しました。

展示会場で設置したモバイルグリーンガーデン。ぶどうの樹を載せた栽培ユニットとして移動・設置を確認しています。
植物工場や施設園芸で、葉物野菜中心の運用だけでは設備投資、人件費、電気代とのバランスが取りにくいと感じている方向けの内容です。
葉物野菜は栽培しやすい一方で、価格競争になりやすく、設備投資や運用コストとのバランスに課題を感じることがあります。
ぶどうは比較的単価が高く、根域制限栽培と組み合わせることで、地面に土を持たない栽培ユニットとして検討しやすい作物です。広い農地だけに頼らず、閉じた環境や既存施設の中で段階的に検証する考え方と相性があります。
モバイルグリーンガーデンは、移動を前提に設計した栽培ユニットです。専用台車、フォークリフト、500kg対応の電動リフトでの移動を確認しており、輸送や設置場所の変更を前提にした運用も検証してきました。
テレビ東京「WBS/トレたまneo」では、「移動できる果樹棚」として紹介され、番組内では専用台車に積載して人の手で移動させる様子も放送されました。
物流倉庫では、棚や荷物側が作業場所へ近づく仕組みがあります。モバイルグリーンガーデンでは、作物を載せた栽培ユニット側が動くことで、作業者や将来のロボットが毎回作物の近くまで移動しなくてもよい農業環境を検討しています。
ロボットを高性能化するだけでなく、育て方、栽培ユニット、搬送、収納、作業場所を一体で考えることが狙いです。

モバイルグリーンガーデンの栽培ユニット構造。樹、棚、フレーム、移動を一体で検討しています。
試験導入から実用的な栽培システムへ近づけるには、かん水、環境、搬送、収納、作業動線、データの扱いを一体で考える必要があります。
自立型のかん水システムについても、協力会社と検討を進めています。正式なお披露目前のため詳細は控えますが、移動式栽培ユニットを実用的にする重要な要素と考えています。
AIについては、栽培制御の完成機能としてではなく、社内の知見整理や複数領域をまたぐ開発を進めるための基盤として活用しています。
試験導入や共同検証は、設備、作物、時期、安全面、費用負担を確認したうえで個別に判断します。すべての検証依頼に対応できるものではありません。