>スマート農業の圃場設計・農業ロボット部品相談
育て方・圃場・ロボットを一体で考える。
スマート農業は、ロボット単体では成立しにくい分野です。育て方、圃場の形、作物の位置、作業通路、環境条件がばらばらだと、ロボット側で吸収する範囲が増え、稼働率や導入しやすい価格に影響します。
ヤマナカは、自社農園、組立式果樹棚、根域制限栽培の経験をもとに、圃場を含めた一体のパッケージとして、現場で試しやすい部品・構造を一緒に整理します。

組立式果樹棚で実ったぶどうの房。房の位置とまわりの空間を確認できます。
縦割りにすると、ロボット側の負担が増える
育て方、ロボット、環境が別々に進むと、あとから現場条件をロボットだけで吸収する設計になりやすくなります。最初から圃場側の条件をそろえることで、検証しやすく、直しやすく、使い続けやすい形に近づけます。
育て方
房の位置、見え方、仕立て方が変わると、検出、接近、収穫の条件が変わります。
圃場・通路
一筆書きで移動しやすい通路や旋回しやすい配置は、自走ロボットの稼働率に関わります。
ロボット
カメラ、センサー、アーム、カバー、制御盤の位置は、作物と圃場の条件から考える必要があります。
環境
泥、水、薬剤、日射、設置・撤去、メンテナンスまで含めて、現場で使い続けられる形を確認します。
相談できる内容
部品単体だけでなく、房の見え方、取付位置、通路、作業動線、検証方法を確認しながら、加工できる形へ整理します。
房が見える棚まわり
ぶどうの房が見えやすく、地上から届きやすい高さで実るように、棚や取付部品の形を考えます。
センサー・カメラまわり
センサー架台、カメラ取付ブラケット、角度調整用金具、保護部品など。
自走ルートまわり
一筆書きで移動しやすい通路、旋回、固定位置を見据えた治具や仮設部品など。
装置フレーム・制御盤まわり
ロボットや装置のフレーム、カバー、制御盤、バッテリーまわりの収納部品など。
現場確認に協力できる場合があります
ヤマナカには、自社農園のほか、田んぼや畑があります。内容・時期・安全面を確認したうえで、用途に応じた現場確認や試作検証に協力できる場合があります。
実験場の提供や実証実験の受託を前提にするものではありません。目的、作物への影響、安全管理、費用負担を確認して個別に判断します。
農家目線で確認します
代表を含む役員が農業の現場にも関わっているため、作業動線、収穫時期、設置・撤去、泥・水・薬剤・日射、メンテナンス性など、農家目線で気づく点も含めて確認します。
ロボットが動くことだけでなく、農家が使い続けられるか、検証回数を増やせるか、導入しやすい形に近づくかも確認します。
組立式果樹棚が自動化に向く理由
組立式果樹棚は、ロボットが動きやすい現場をつくるための考え方でもあります。房が見えやすく、地上から届きやすい高さで実り、棚や通路の形がそろうことで、検出、接近、収穫、移動の条件を限定しやすくなります。

ぶどう棚と作業通路が見える農園の様子。通路と棚の形をそろえることで、ロボットが移動しやすい条件を考えやすくなります。
房が見えやすい
葉や棚の奥に隠れにくい位置を目指すことで、カメラやセンサーで確認しやすくなります。
届きやすい高さ
地上から約1m前後の高さに実る設計は、自走ロボットが接近しやすい条件になります。
形をそろえやすい
誰が組み立てても棚の形がそろいやすいと、ロボット側で吸収するばらつきを減らせます。
一筆書きで動きやすい
通路と棚の配置をそろえることで、ロボットの移動ルートを計画しやすくなります。
ご相談の進め方
- 使いたい現場、作物、時期、育て方、取付先、作業動線を確認します。
- 写真、仕様メモ、現物、3Dデータ、ラフ図を共有いただきます。
- カバー、ブラケット、架台、フレームなど、圃場条件に合わせて加工できる形へ整理します。
- 必要に応じて、現場確認や試作検証への協力可否を個別に確認します。
- 検証後の形状変更や、継続製作しやすい工程も一緒に検討します。
相談前にあると助かる情報
- 使う作物、使用時期、育て方、屋内・屋外、田んぼ・畑・ハウスなどの環境
- 取り付けたい機器、センサー、カメラ、制御盤、バッテリーなど
- 房の見え方、現場写真、設置場所、取付対象、作業者やロボットの動線
- 試作数量、検証したい内容、変更できる範囲
- 泥、水、薬剤、紫外線、搬送、洗浄などの使用条件
現場確認に関する注意点
現場確認や試作検証への協力は、内容、時期、安全面、作物への影響、費用負担などを事前に確認したうえで個別に判断します。すべての検証依頼に対応できるものではありません。
